キッスのポール・スタンレー、カレッジの卒業式でスピーチ
キッスのフロントマン、ポール・スタンレーは先週、米デラウェア州にあるWesley Collegeの卒業式に来賓講演者として招かれ、卒業生へ言葉を贈った。
地元の新聞『Delaware State News』によると、スタンレーはこんなアドバイスをしたという。「自分の人生を満喫し、自分のやっていることを誇りに思え。一日の終わりに、鏡に映った自分を目にしたとき、そこにいる人物が好きでいられるようになれ。前に進み続け、素晴らしい人生を手にしろ。そしてこれは覚えておいて欲しい。最悪な日でさえ、俺は実感してきた。人生は奇跡だと。世に出て成長し、よりいい世界にしてくれ。君らはできる。それに、ロックンロールの時間も持ってくれ」
「俺は右耳が聞こえない。外耳道がないんだ。“それなのになぜ音楽の道に?”って訊かれる。俺はいつも、自分には何ができるか知っておくべきだって言ってるんだ。他人の言うことなんて関係ない。成功した人はラッキーだったんだって言う連中がいる。運ではない。成功する人は、状況を判断し、他の人が見過ごすチャンスを目にしてるんだ。ラッキーだなんて言ってる連中は、成功しなかった奴らだ。自分らの失敗の言い訳にしているだけだ。そういう連中になるな」
「俺のバックグラウンドは君らと違うだろう。でも、君らがどの分野に進むことを選んだとしても、ハードワーク、粘り強さ、自分を信じることが成功の基本だ。俺はその証拠だ。もし夢を抱き、一生懸命取り組むことができたら、その夢は実現できる。君は自身の運命の支配者だ。君と成功の間に立ちはだかるのはハードワークのみだ」