【レビュー】KISS「他とは違ったやり方で」オーストラリアツアーをキックオフさせる
土曜の夜, KISSはロッド・レイバー・アリーナでも加減を知らず。
By Michael Prebeg / https://themusic.com.au/
あるナレーターがロック界のレジェンドに向かい紹介の意を込めてこう叫んだ「世界で最も偉大なバンド...KISS」
花火が打ち上げられ, 大爆発のタイミングで天井から浮かび下がるプラットフォームに佇むメンバー達の姿を見せるべくステージのカーテンが降ろされた。そして, 火炎と火花で身を纏った。一発目の「Detroit Rock City」で突如として炎が放たれると同時に, ステージからのその熱を瞬時に感じ取れるだろう。
ポール・スタンレー(スターチャイルド) に ジーン・シモンズ(デビル), トミー・セイヤー(スペースマン), エリック・シンガー(キャットマン), 彼らは精巧なメイクアップとコスチュームを身にまとい, それぞれが独自の個性を兼ね備えている。そんな彼らが目の覚めるようなライブショーで地獄を盛り上げるべく, グラムロックの栄光を胸に我々の眼前に立ち尽くしている。
彼らにとっては今宵でメルボルンへ20回目の来訪となり, ファイナルツアーにて現地で最初の3公演は Rod Laver Arena(ロッド・レイバー・アリーナ) での開催となった。「メルボルンへは1980年来から足を運んでいるが, みんな良い意味で期待を裏切ってくるから考えなくても分かるよ」とフロントマンのポール・スタンレーが焦らしを入れた。大勢の人々が本能むき出しになる。そして我々はもうじき50年目を迎えるKISSミュージックを祝うべく, 忘れ難いスリルを覚悟してきた。
彼らが2019年からワールドツアー『End Of The Road』に身を乗り出し始めてから数年の間, 我々の地(オーストラリア) へ 久々に来がっていた。しかし, コロナウィルスの蔓延で先送りとなってしまった。そしてついにこの時が来た, ひたむきなファンのアーミー達にとって彼らの類まれなるキャリアに祝杯を挙げる最後のチャンスである。オーディエンスの皆を懐かしき思い出の旅へいざない, お次はバンド名を綴った彼らのファーストアルバム『KISS』から往年のヒット曲「Deuce」を...
CLICK HERE to read the rest of tthe review.