ジーン・シモンズ、ラスベガス長期公演の延期は「他のアーティストに敬意を表して」
キッスが先月、年末から予定していた米ラスベガスでのレジデンシー公演を延期すると告知した際、彼らのマネージャーは、この先バンドが訪れることがないであろう国々のファンが、コロナ禍における入国制限や行動制限措置により、ラスベガスへ来るのが難しい状況を懸念したからだと、その理由を説明したが、ジーン・シモンズ(B)には別の考えがあったようだ。
シモンズは『Las Vegas Review-Journal』のインタビューでこう話した。「新年直前に始めようっていうのが、オリジナルの計画だった。でも、忙し過ぎた。(12月4日に)俺の友人、デイヴ・グロールに会いにあの街へ行ったとき、同じ夜、道の反対側ではジョージ・ストレイトが公演を開いていた。いま(ラスベガスで)外に出れば、多くのアーティストが観られる状態だ。すし詰めだ。ラスベガスにはいま、この世で、平方インチ当たり最も多くのアーティストがいる」
「彼ら素晴らしいアーティストたちに敬意を払い、俺らは混雑が緩和するまで待ち、この星最高のショウを持ち込む方がいい」
キッスのマネージャーは先月、ラスベガスでのレジデンシー公演は2022年8月もしくは10月に開催できるのではないかと考えていると話していた。キッスは、2022年は3月にオーストラリアでツアーを開始する予定。オーストラリアの後、南米(4~5月)、ヨーロッパ(6~7月)でのツアーを行う。