【レビュー】シカゴでのファイナルパフォーマンスにおけるKISSのコンサートは我々の期待を上回りました!
Review by: Dennis M. Kelly - www.chicagomusicguide.com – Photos © 2021 by: Roman Sobus
イリノイ州, ティンリーパーク - 1973年, 我々が後に知ることになる大いなる遺産, ロックバンド KISS が誕生。ジーン・シモンズとポール・スタンレーがもといたバンド(Wicked Lester) を去り, ピーター・クリスがメンバー募集を行いバンドに エース・フレーリーが紹介され全構成要素が整った, そして KISS は 生き生きと活躍していた !
土曜日の夜, ショーのオープニングには, あの ホワイトハウス や ESPN, America's Got Talent(アメリカズ・ゴット・タレント), The Today Show(ザ・トゥデイ・ショー) などありとあらゆる場所に露出してきたパフォーマンスペインター, デイビッド・ガリバルディが登場した。ガリバルディはライブミュージック業界の裏方を支援するCrew Nation(クルーネイション) の寄金を募りながら, 慈善活動家としてステージ上でアートワークを制作している。寄付に関心を抱きつつ, これから彼のKISSサイン入りのアートワークを後世に残していこうとする人達には最低10ドルから寄付が可能な http://www.winkissart.com/ への訪問を奨励されている。
手始めにボブ・ディランの「All Along The Watchtower - The Jimi Hendrix Experience」がかけられ, ガリバルディが動き出して画板に一層一層彩色を施していき, それが徐々にジミ・ヘンドリックスの美しいポートレイトへと変貌を遂げていく。時折オーディエンスを煽りつつ, 凄まじいペースの筆さばきで素早く持ち場に戻りペンキをしぶかせ, トータルで3枚の ジミ・ヘンドリックス, ジョン・レノン そして もちろん我らが KISS のポートレイトを仕上げて見せた。
ガリバルディには卓越し才能があり, Crew Nation(クルーネイション) のために目を見張るような作品を手掛けている。彼の更なる活躍についてはこちらの公式Webサイトから確認できる: https://garibaldiarts.com/
KISSがステージに立った時は手加減をせずにワールドツアー『END OF THE ROAD』にむけて用意したすべてでシカゴ公演へと挑んだ。ツアーは私が見たことある史上最高なパフォーマンスの一つであり, 爆破にレーザー, 血と炎, そしてこれまでに見たことのあるものの中で最も鮮明なビデオスクリーンで溢れかえっており, おまけにミラーボールも持ちこまれていた !
その夜メンバーは1976年リリースされてから今年で45周年を迎え, スーパーデラックスエディションとしてCD4枚組とBlue-Rayボックスセットが来月にリリースされる予定のアルバム『Destroyer』に収録されたヒットソング「Detroit Rock City」と「Shout It Out Loud」でスタートを切った !