交際範囲が広いアリス・クーパーが、『Ultimate Classic Rock』のインタビューで、キッスやピンク・フロイド、フランク・ザッパらとの思い出や逸話について語った。

現在、一緒に北米ツアー中のエース・フレーリーとどう出会ったのか問われたアリスは、こう答えた。「彼らのことはずっと前から知ってた。キッスが出てきて驚きはしなかったよ。彼らが……キッスになる前から知ってた。メイキャップの道具、どこで買うか、彼らに教えたのは俺らだ（笑）。“メイキャップしてるあのバンドをどう思うか？”なんて質問されると、俺は“ああ、彼らのことは知ってる。歌舞伎メイキャップだろ。俺のとは違う。彼らは俺らとは違う。独自のことをしている”って答えてた。俺らが最初にシアトリカルなことを始めたとき、俺は扉を叩き壊したいって思ってた。シアトリカルなバンドでもヒットするって言いたかった。俺らはそれをやった。そして、キッスが出てきて、（デヴィッド・）ボウイが現れ、自分がやりたいようにシアトリカルやりながら、それでもヒットしてた。それが、俺らが誰よりも先にやったことの1つだ」

また、60年代、同じクラブでプレイしていたピンク・フロイドのギグを見て、「俺らと同じライティング・ショウだ」と共感したと話した。「色の付いた光が点いたり消えたりしてさ。俺ら、彼らとすごく仲が良くなった」「シド・バレットとグレン・バクストンは気が合ってた。彼らは2人とも最高にワイルドなギター・プレイヤーだった」

当時のピンク・フロイドはお金がなく、クラブでパフォーマンスした後、アリス・クーパーたちの家に泊まっていたそうだ。

アリスは先月半ばに、エース・フレーリーをスペシャル・ゲストに北米ツアーをスタート。2022年春にはザ・カルトとUKツアーを開催する。