エース・フレーリー、キッスのメンバーとの関係良好。リユニオンもいまだ除外せず
キッスのポール・スタンレーとジーン・シモンズは今年6月、キッスのドキュメンタリー『Biography: KISStory』が放送される直前、誘ったものの、このプロジェクトに関与しなかったエース・フレーリーとピーター・クリスに対し不満を口にしたが、フレーリーによると彼と2人の関係は良好だそうだ。
シモンズは当時、「彼らは(キッスを脱退するという)人生における酷い選択をした。そして、それを続けている。健康面や身体に何を摂取するかって点だけじゃない。キャリアにおいて、本当に悪い選択をし続けている。例えば、このドキュメンタリーだ。もちろん、俺らは躊躇することなくエースとピーターに連絡入れたよ。“おい、参加しろよ。お前らはこのバンドの誕生に一役買ったんだ。それは疑いの余地がない”ってさ。彼らは拒否したよ。エースはいくつか要求してきた……。“俺はこうしたい、ああしたい。編集権が欲しい”とか、そういうことだ。それはあり得なかったよ。俺にはそんな権利なかった」と、スタンレーは「彼らに出演してもらおうと何度も、様々な方法で試みた。でも、最終段階での編集や金なんかに対する考えは……、“いいよ、君らの関与は必要ない”ってことになった。こういう状況で最終的に損するのは誰だ? 彼らだ」と話していた。スタンレーによると、クリスは『Destroyer』(1976年)に収録された自身作の楽曲「Beth」の使用を許可しなかったそうだ。
これにより、関係が悪化したのかと思われたが、そんなことはないらしい。フレーリーは今週ゲスト出演したSiriusXMの『Trunk Nation With Eddie Trunk』で、この先キッスのメンバーとプレイする可能性はあるのか問われると、こう話したという。
「何だって可能性はある。俺はいつもそう言ってきた。いつも、この質問が最初にある。俺は“扉は閉じていない”って言ってる。正当な額で、相応しい方法で俺に提示されたら、何だってあり得る。俺はポールとジーンと良好な関係にある。それってナイスだ。俺らは70年代初め、本当にスペシャルなものを創り出したんだから」
キッスは先月半ば、最後のツアーとなる<End Of The Road World Tour>を1年5ヶ月ぶりに再開。ツアーは現時点2022年7月までの日程が告知されているが、パンデミックにより延期された公演があることから、それ以降も続くと考えられている。