キッスのジーン・シモンズ「不親切だが、愚か者が感染しようが俺は気にならない」
ワクチン接種推進派のキッスのジーン・シモンズ(B)が、コロナ禍におけるツアー開催や、自由の侵害を理由にワクチン接種を拒む人たちについて自身の考えを述べた。
キッスは、パンデミック発生により2020年3月に中断した<End Of The Road>世界ツアーを8月18日に北米で再開する。
シモンズは『Ultimate Classic Rock』にこう話した。「俺としては、ワクチン接種が全員に義務づけられているってのを好む。みんなにマスクを着用してほしい。だが、俺らがコントロールできることは限られており、その州、その国によってルールは違う」
公演先では、「ミート&グリートはやらないし、ローディーをはじめ誰もが、ワクチンを受け、マスクを常につけていなければバックステージに入れない」と決めているそうだ。
そして、新型コロナウイルスのワクチン接種を強要されるのは自由の侵害だと主張する人たちについて、こう発言した。「“自分には権利がある。何をやれとか言うな”ってのは興味深いよ。なぜなら、シートベルトしないで高速道路走る権利なんてないだろ。赤信号では止まらなくてはならない。それに、裸で街中を歩く権利もない。俺らはいま、パンデミックの話をしているんだぜ。人々は闘っているんだ」「こう言うのは不親切だが、愚か者がCOVIDに感染し死んでも、俺は気にならない」
キッスは10月初めまで北米ツアーを行い、恒例のクルーズ・フェスティバル<KISS KRUISE X>も開く。年内はその後、オーストラリアを周る予定。年末にラスベガス長期公演開催の噂もある。