ポール・スタンレーが語る, 尊敬してやまない The Temptations に対する Soul Station の心構え
AXS TV が制作する番組『Top Ten Revealed』で今週, モータウンヒット曲を特集するエピソードにポール・スタンレーがメインゲストとして出演し, AXS TV にて 6月6日(日) 20:00(東部) / 19:00(中部) に放送されました。
デビュー当時のThe Temptations は多様さだけにはとどまらない素晴らしい経歴の歌声の持ち主の典型例でして, メンバーは全員が180cm越えの高身長に生かしたルックスで一生懸命に踊る黒人達でした。それに, 自分たちがやっていることに対して誇りを持っていましたね。
時が経つにつれ, 諸事情でメンバーが消えていき, 何んとか いつもこのギャップを埋め直していきながら, スタンダードであり続けようとしていました。なので, 私は彼らを大いに称賛しています。The Temps は デイビッド・ラフリン と エディ・ケンドリックスなしには考えられません, まぁお二人はもう亡くなられたんですけれどもね。あと, デニス・エドワーズ と デイモン・ハリスって男と エディ・ケンドリックス 後任の グレン・レオナード もお忘れなく。
その後もバンドは変わらず, 前と同じような雰囲気を醸し出し続けていました。一目置かれたバンドですよ, 彼らは。同じバンドが「The Way You Do The Things You Do」をやっていて,「Papa Was Rolling Stone」もやってましたからね。彼らは時代を超越して, 脚光を浴びるも退き際を本当によくわかっており, 様々なスタイルの音楽を織りなすことができて, 今もなおずっとThe Temptations であり続けています。
数週間くらい前にオーティスと話していて, 「ステージ上にいる君たちを見ていたが, なんかこう まさに"オトコ"って感じだったな。それに比べ僕らなんてもう... 僕らが The Temptations ってことを君らはよくわかっていてくれてるみたいだね」とおっしゃってくださいました。
彼らは全ての機能を詰め込んだこのマイクを片手に, しかもそのマイクはアイコニックなものでしたね。私はオーティスに「あのマイクはステージに上がる前に持って帰らなければ。ツアーに復帰したら, それがあなた方のシンボルになると思います」と言いました。
そしたらオーティスが「なぁ, 昨日の夜 君らの "Just My Imagination" 何度も聞いたよ! んで言っとくけどね, 僕らのやつと同じくらい良かったね!」
その時は座っていて運がよかったですよ, それを言われた瞬間よろめきそうになっていたので。そして彼に「心が弾んだわけではありません。非常に気分が良くなったわけでもありません。どのくらい長続きするのかお教えしましょう」と言ってあげましたね。
なので言っておきますけど, 我々は Soul Station をやれませんでした, The Temps がやれなかった「Just My Imagination」もやれませんでしたもの。ですが, 我々 Soul Station が真剣に考えていることは, こういった曲に対して敬意をもって演奏することであって, コピーするとか, ペイント・バイ・ナンバーな風にするわけでもなく 真意と心, 魂を記録するバージョンである事を心掛けています。
なのでオーティスには感謝感激です!