現地のジャーナリスト、サイード・サイードがジーン・シモンズと大晦日前夜、ドバイのコンサートについて対談 !
サイード : このようなショーは様々な準備や計画を伴います。挑戦という観点から見るにとても不安定な一年なってしまいましたが、日々の洞察が新らたなる一日をもたらすことでしょう。そして、あるバンドはそろそろきっかけを作ろうと「ああ、やってやろうじゃないか ! 」と言い放ちました。
シモンズ : もうここ6か月くらい前からそういった話があった。世界中でコンサートを中止することになったせいで、実際この発想に興味をくすぐられた。今はコンサート中ですが、もう110都市も回ってきました。感染するのは嫌だし、ファンにも感染して欲しくないのでコンサートを中止してきました。残念ながら、向こうでは「世界はフラット化している」「エイリアンが政府を乗っ取っている」「コロナなんてものは存在しない」なんて否定的な考えがまだあったりする。残念だ、でもやはりファンへの敬意を払ってツアーはやむ負えず中止することにしたんだ。大晦日前夜のイベントは完全に安全に行われる機会になりえるとは言い切れませんが、これから公演予定のショーはビッグであっと驚くようなものとか用意する !
次の初夏にも、野外スタジアムと他、ヨーロッパでの公演をもうすでに予定している。さらに残りの150都市にむけて、世界ツアーを続行する。実際のところ、 "kiss2020goodbye.com" について聞いてくれてうれしいです。そこがスタート地点だ!
サイード : 先ほど申し上げられた制作基準といった観点からみますと、KISSは常に一種の先導的存在ともいえますね。おそらく内容として安全で考え抜かれたビッグイベントをどういった形で開催するのかといった打開策に関しての方向性を示すものとして、この大晦日前夜のショーは業界全体に注目されるものだと思われますか?
シモンズ : そりゃ、するさ! だからこそ出費をケチらない。パイロをやり始めてから46年間なんの事故も起きてない、何にも!
いつもマニュアル通りに専門家立会いの下で現地人よりも多くのマンパワーを確保するから最悪のシナリオは避け続けられた。ファイアボールとか爆破、拡長型ドラムセットとか始めたときは、誰もやってなかったな。
サイード : でしょうね ! (笑)
それと、準備に関しても言えば、私この前読みました、わかりますか ? 洞察力に満ちたお話。確かローリングストーンズで掲載されていたものだったと思います。例を申し上げますと、シモンズさんとスタンレーさんは過去8ヶ月間ご家族様と隔離され、旅行する時でさえも仕切られた空間で過ごされたようですね。
現在行われていらっしゃる安全対策の次の段階についてなのですが、UAEへ渡航する際にどういった形で安全に行われるのかお聞かせ下さい。
シモンズ : はい、聞いてくれてありがたいな…
乗用車は除菌剤で洗浄して、エミレーツ航空の素晴らしいスタッフさん達がジャンボジェットを手配してくれて、それがプライベート・アパートメントにもなる。さらに皆さんは個人用スペースで過ごされることになります。そこへは誰も入れないし、実際、相手の手を見ることさえなく食料はポータル越しで魔法のように支給され、同じ空気を吸うこともない。あとその他もろもろ。
現地にも医師はいますが、我々も医療チームを揃えております。もう現場にいる人達はみんなドクターか? ってくらいになる。
ゆっくりと、互いが安全な距離を保つことを踏まえて行動させることを心構えるつもりです。安全確保のため、皆さんのため、我がチーム、そしてファンのため、ありとあらゆるものが殺菌消毒されることだろう。
悪魔的に徹底している !!!
KISSは日本時間で2021年1月1日(金)午前2:00時に、ドバイのアトランティス・ザ・パームでライブを開幕いたします。
オンライン観賞用のe-チケットは公式サイト KISS2020goodbye.comにて『スタンダード・ライブストリーム・チケット』 $39.99から。
現地ホテルでの生観賞パッケージ付き招待チケットは atlantis.com/kiss2020にて入手できます。