ブルース・キューリック、エースからの誉め言葉に喜ぶもセイヤーを立てる
元キッスのギタリスト、ブルース・キューリックは、オリジナル・メンバーのエース・フレーリーから彼の後任ギタリストの中でベストと称賛されたことに謝意を示すと同時に、現ギタリスト、トミー・セイヤーの立場を重んじた。
フレーリーは最近、『That Jamieson Show』のインタビューで、「キッスで俺のポジションに就いたギタリストの中では、俺の考えでは、ブルースが断トツで他を引き離している。彼は間違いなくベスト・ギター・プレイヤーだ」「トミーが俺のソロをプレイするとき、(俺と)全く同じようにプレイしようとする。でも、彼にはあの自信たっぷりの態度が足りない。ブルースが俺のソロをプレイしていたときは、あれらを自分のものにしていた。ちょこっと変えて、オリジナリティを出してた」と話した。
『Rob’s School Of Music』にゲスト出演した際、これについて感想を求められたキューリックはこう答えた。「エースが俺のことを気に入っていたのは知ってる。彼は俺についてああいうこと言ってきたからな」「彼の見解はもちろん、素晴らしいものだ」
そして、キューリックと比較され、けなされる形となってしまったセイヤーについて、こう擁護した。「明らかに、ジーン(・シモンズ)とポール(・スタンレー)はトミーに“スペースマン”になり切って欲しいと思ってる。それって、よりエースのようにプレイしろってことだ。それにトミーは俺より曲について詳しかった。だから、あれは彼の職務の1つだ。俺は彼の欠点だとは思わないよ。彼は素晴らしい仕事をしている。トミーは俺のいい友人だ」
キッスのリード・ギタリストは、エース・フレーリー(1973〜1982年/1996〜2002年)に始まり、ヴィニー・ヴィンセント(1982〜1984年)、マーク・セント・ジョン(1984年)、ブルース・キューリック(1984〜1996年)、トミー・セイヤー(2002年〜)と引き継がれてきたが、“スペースマン”の2代目を継承したのはセイヤーだった。