ブルース・キューリック、改めて兄ボブを追悼
「兄ボブの死は、音楽界の全ての人々同様、俺に衝撃を与えた。突然の知らせに俺が抱いた感情は言葉では表せない。近年、俺らの間には問題があったにしろ、俺らはお互いをすごくリスペクトし愛していた。彼の知人たちが最近、彼がどれだけ俺のことを良く言い、自分に何かあったら弟が何とかしてくれると話していたと教えてくれた。リサ(妻)と俺は、愛する人が亡くなったとき向き合わねばならない残念な事柄の数々に対応している。これを経験したことがある人は、この悲しみと複雑さを理解できるだろう」
「ボブはラスベガスで1人で暮らしていた。70歳で亡くなりはしたが、ティーンエイジャーで音楽のキャリアを始動し、充実した人生を送ってきた。俺はいつも、音楽業界で成し遂げようとする彼の大志を誇りに思っていた。彼の業績、共作してきた人たちのリストを振り返ればわかるが、彼は自分の夢を叶えた」
ボブはツアー、レコーディング・セッション、旅の写真、ポスト・カード、記事など50年におよぶ彼のキャリアに関連した様々なものを保管しており、ブルースは今後、これらを公開する予定だという。また、ボブの長年のパートナー、現在、認知症により施設に入所している女優のステラ・スティーヴンスのレガシーも伝えていきたいそうだ。「天国にいるボブを笑顔にすることができると思う。ステラは彼にとってかけがえのない人だった。彼はステラのことを深く愛し、崇拝していた」という。
ボブ・キューリックは5月28日に死去。亡くなる直前まで頻繁にスティーヴンスのもとを訪れていたと言われている。