キッスのジーン・シモンズ、“27クラブ”の本を出版
キッスのジーン・シモンズが、27歳で亡くなったミュージシャンたちについて綴った本『27: The Legend And Mythology Of The 27 Club』を出版した。
シモンズは、「19世紀の“エレファント・マン(ジョセフ・メリック)”からカート・コバーン、エイミー・ワインハウス、アヴィーチーまで、リッチで有名な人達の人生27回目の年とは一体なんだったんだろうって、ずっと関心があった」と、NYのラジオ局I100のインタビューで話した。
「アヴィーチーは27歳を過ぎ28歳になると命を絶った。マック・ミラーは27歳になるってとこで、薬物の過剰摂取だ。自分を傷つけている。何かがある。それは誰も解明できていない。だから俺ら、コバーンやワインハウス、(ジミ・)ヘンドリックス、ジャニス・ジョプリン、ジム・モリソンら27歳で死んだ人達について書いたんだ」
「俺は、アメリカで5人に1人がメンタルの問題を抱えていることを知りショックを受けた。本当に酷い気分で、自分を傷つけたくなったら、お願いだから、911(アメリカの緊急通報用電話番号)や自殺防止ホットラインへ電話して欲しい。そして、誰か(そういう状態にある人を)知っていたら…、それは家族かもしれない、母親、父親、子供たち、兄弟、隣人かもしれない。誰であれ、話そう。“どうしてる?”“嫌な1日だった”“俺もだ。野球見てたんだけど、負けたよ” 何でもいいんだ。会話して欲しい。彼らは1人じゃないってわからせるため、手を差し出してくれ」
「人間は1人で落ち込んでいると、悪いことが起きかねない。だから、人と話すことで命が救えるかもしれない」「明日には太陽が昇り、希望がある。それを見てみようじゃないか」
『27: The Legend And Mythology Of The 27 Club』は9月27日に出版された。売り上げの一部は、アメリカの自殺防止ホットラインへ寄付されるという。